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沖縄のお正月

2024/01/11 [Thu]

沖縄には3回お正月があるのをご存じですか?

一つ目はもちろん、本土と同じ新暦の1月1日。大みそかには沖縄そばの年越しそばを食べ、    年が明けると、各家庭には年賀状が届き、子どもたちにはお年玉をあげます。

二つ目の正月は旧暦1月1日。毎年日付が変わるので、旧暦や沖縄独特の行事が記されたカレンダーで確認する人が多くいます。新暦の正月が主流を占める沖縄ですが、旧暦の行事も色濃く残っており、 旧正月の日は各地でさまざまな伝統行事があります。                      月の満ち欠けを基にした旧暦は海との関係も深いです。海人の町・糸満市は旧正月を盛大に祝います。糸満漁港では停泊している漁船に大漁旗が掲げられ、1年の豊漁を願います。

そして三つ目は旧暦の1月16日。沖縄では「ジュウルクニチー(十六日祭)」と呼ばれています。この日はなんと!あの世(ウチナーグチでは「グソー」)の正月です。

ジュウルクニチーが盛んなのは宮古島地方や八重山地方。お墓の前に親戚が集まり、豚肉料理やかまぼこ、豆腐などを詰めた重箱を備え、先祖供養します。宮古島地方や八重山地方では最も大きな行事で、この日は多くの人が里帰りします。

三つの正月はそれぞれに意味があり、どれも大事な日です。日本風の新暦、古くからの伝統の旧正月。そして先祖を供養し、共に新年を祝う十六日祭。三つの正月からは、いろんな文化を取り入れながらも古い文化、先祖や自分たちの独自性を大事にする沖縄らしさがよく見えてきます。